ケーキ巡りが趣味な私が、関西で一番デート向きだと思うお店「アッサンブラージュカキモト」をご紹介します。
ケーキも美味しくて、少しお高いイートイン限定のパフェやデザートは最高。
お店の空間もおしゃれの極みでまさにデート向き。
一人では数えきれないほど行ったし、夫ともデートでよくお世話になりました。
(夫の後輩も続々デートに使っています。笑)
・一人ケーキ巡りが趣味のアラサー
・カキモトのケーキはほぼ全て食べつくしました
・食べたケーキやデザートそれぞれについて語ります
京都デートにおすすめのアッサンブラージュカキモト
2016年4月にオープンした京都にあるチョコレートが軸のお店です。左のショーケースにはチョコレート系を中心に十数種類のケーキ、右のショーケースには宝石のようなチョコレートの数々。常温で持ち歩きOKなケーキや焼菓子類も揃います。
垣本晃宏シェフ
シェフは垣本晃宏シェフで、「パティシエ」「ショコラティエ」「キュイジニエ(料理人)」の3つの顔を持つ方。
2011年開催の製菓のワールドカップである「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリ」には日本代表として出場し、氷細工の彫刻で世界一位に輝きました。
また2013年にはチョコレートの世界大会である「ワールドチョコレートマスターズ」で日本代表に選ばれ、世界大会では総合4位の実績をお持ちです。
まさに名実ともにチョコレートのプロフェッショナル。かっこいい。
お店ではお会いできたりできなかったり。会えない事の方が多いかな。
アクセス
京阪の「神宮丸太町駅」から徒歩8分ほど、市バス「裁判所前」停留所からは徒歩5分ほど。
京都御所からは南へすぐの場所にあります。
行列具合
2020年11月の休日、開店30分後の到着で1時間ほど並びました。
3連休の中日でニュースでも「京都はすごい人」と報道されていたからなおさらかも。
過去最高の行列具合でした。
平日でも昼過ぎに行くとケーキは売れて選べないので、たくさんのケーキの中から選びたければ、開店時間(12時)に行く事をおすすめします!
外観と内装
京町屋を改装したという、一見パティスリーとは分からない京都らしい外観が素敵で、内装もめちゃめちゃおしゃれ。
10席ほどあるイートインスペースは、オープンキッチンにカウンター。
ガラス張りの窓からは京都らしい中庭が見えて、お手洗いまでおしゃれ。
どこをどう切り取ってもおしゃれで、デートにぴったりすぎ。
予約について
お席の予約は不可。ただしケーキの取り置きはできます。
「食べたいケーキが決まってるけどお店に行くのは遅くなりそう」なら、事前のケーキのお取り置きがおすすめ!
夕方には完売していることもあるので、デートで行くなら取り置きしておくとスムーズかも。
(もしケーキが完売していても、イートイン限定のデセールは注文できます。)
アッサンブラージュカキモトのケーキのメニューと感想を紹介
ケーキはほぼ制覇したので、食べた感想とともに大公開!
おすすめは、まずはもちろんチョコレート系。カキモトのチョコレートは、「濃厚なのにしんどくない」が合言葉です。(勝手に)
元々チョコレートケーキって濃いから重くてしんどくて苦手なんです。ここのケーキはパクパク食べれちゃう。
アッサンブラージュA
カキモトのケーキといえばコレ!な一品。
2013年のワールドチョコレートマスターズで日本優勝したときのケーキで、シェフのスペシャリテです。
ミルクチョコレート、キャラメル、トンカ豆、バナナなどを使ったケーキで、なめらかな食感。
濃厚なのに上品で、バナナのアクセントも効いてます。いくつもの層が絶妙なバランスで混ざり合って、うなるおいしさ。
もう5回ぐらい食べたかな?何度でもまた食べたくなるおいしさ。
アッサンブラージュB
AがあるならBもあります。Aと同じく、断面が美しいですね。
Aはミルクチョコレートベースだったのに対して、Bはホワイトチョコレートがベースで、イチゴ・ミルクチョコレート・アーモンドプラリネ・ホワイトチョコレートの4層から成ります。
ホワイトチョコのケーキといえばあまったるいイメージがありますが、こちらはイチゴの酸味とアーモンドプラリネの香ばしさで、ほどよい加減。
テ・オ・ショコラ
一番好きかもしれないテ・オ・ショコラ(右)。
常温で溶けていくなめらかな口どけの濃すぎないチョコレートに、濃いめ苦めのしっかり抹茶、そしてざくざくのメレンゲ。
抹茶の濃さが断面の色からも分かります!
とろとろチョコレートにざくざくメレンゲの対比も楽しいケーキです。
断面が汚くてすみません笑
ショコラバニーユ
なめらかで濃厚。純粋にチョコレートだけを楽しみたい方にはこのケーキがおすすめ。
底のざくざく食感がアクセントで飽きずに最後まで食べられます。チョコ×バニラだとバニラが負けちゃいそうですが、バニラもしっかり香る不思議。
ルーローショコラ
お取り寄せも可能なチョコレートのロールケーキ!
私はコロナによる緊急事態宣言中に、お取り寄せして食べました。他にここまで濃くて濃厚なチョコレートのロールケーキってあるかなぁ。
お取り寄せだと一切れじゃなくて1本食べれちゃうんですが、こんなに濃厚なのに1回で結構な量をまとめて食べました。
それぐらい軽い。濃いのに軽い。
ZEN
あんこを使った珍しいケーキ。「コーヒー×こしあん×求肥・甘口ワイン」って言われて想像する味とは全然違って、こしあんは前に出すぎず、どっしり下から支える感じ。
洋菓子だけど和菓子みたいに上品で繊細で、やさしい甘さとなめらかさにほぉぉぉぉってなるケーキです。
あんこがあまり好きじゃない彼も、かなり気に入っていました。
タルトシトロン
左のケーキ。酸味の効いた2種のレモンクリームに上はあっさりメレンゲ。
レモンクリームが想像以上のすっぱさですが、その刺激をメレンゲが一足遅れてまろやかに包み込む感じ。
チョコレート系で有名なお店なのに、チョコレート系以外のケーキまでちゃんと美味しいんだ!!!って驚いたケーキです。
ピスターシュ
ピスタチオにバタークリームとカスタードクリームなケーキ。ピスタチオが濃厚だけどしつこくない!濃厚さは甘酸っぱいフランボワーズで解消。
モンブラン
濃厚どっしりめなモンブラン!濃厚なんだけどレモンが爽やかな組み合わせ。秋だけでなく年中食べられます!
(写真が見つかりません涙)
エクレア
ショーケースに入っているときは1本のエクレアですが、食べづらいためカットされた状態で出てきます。さくっと軽い生地にねっとり濃厚なキャラメルの絶妙さ。
間違いなく私の人生で一番美味しかったエクレア。
後から調べたら3種類のキャラメルクリームを使ってるらしい。ほぉぉ。
カキモトのイートイン限定!デセールメニュー
店内では、ケーキやチョコレートの他に、イートイン限定のデセール(皿盛りデザート)も楽しめます。
お値段は1500~2500円ほどしますが、カウンター越しに目の前で仕上げて行ってもらえるので、食べる前からワクワクどきどき。まさにデート向きのメニュー。
テ・ベールやル・ジャルダンは定番で、あと1品2品が季節で変わっていくイメージです。
値段以上の価値はあります、保証します。
テ・ベール
おすすめナンバーワンはオープン当初からある「テ・ベール」。
まるで箱庭であるかのように美しく盛り付けされたグラスの上には、チョコレートで蓋がしてあります。
これに仕上げであたたかいチョコレートをかけると、蓋が溶けて完成。
「混ぜずに食べて下さい」と言われます。
いろいろ入ってるので混ぜたくなるんですが、我慢して混ぜないようにしながら食べて納得。
グラスの中には抹茶・トンカ豆のアイス・求肥など色々入っていて、混ぜずに食べる事で一口ごとの印象が変わっていくんです!一口ごとにワクワクしながら食べられる、とても素敵なデセールです。
初めて食べたときの衝撃を今でも覚えています。
ル・ジャルダン
instagramでよく見かけるデセールがこれ。
チョコレートのボールにフランベしたお酒をかけます。青い炎が幻想的。
溶けたらこんな感じ。ボールの中から大場・ピスタチオ・イチゴのソルベなどが出てきます。
結構お酒感が強いので、苦手な方にはおすすめしません!!
美味しいのは勿論、視覚からも楽しめる素敵なデセール。
エンターテイメント要素もあるので、必ず盛り上がります。
デートにぴったりですね。
フューチャーミュージアム
こちらは2018年のワールドチョコレートマスターズ国内予選で優勝した逸品。
チョコレート・セロリムース・クッキーなどの入ったパフェにあたたかいグレープフルーツとディル(ハーブの一種)をかけて、チョコレートの蓋をとかします。
チョコレートの濃厚さにグレープフルーツの酸味、セロリの苦み、ディルの香り。こんな組み合わせは人生で初めてで、どんな味になるのか不思議に思いながら食べましたが、見事なバランスでした。
ふぉ~!!!って言いながら食べました。笑
カキモト上級者には「ハナレ」もあるよ
2019年に新しくオープンしたカキモトの2号店、assemblages HANARE。
カキモトも素敵空間でデートにぴったりですが、HANAREはさらに大人空間。
1日4つの時間帯で完全予約制。
メニューはデザートのコースが1種類。
極上の空間で、のんびりデザートのコースを楽しめます。
デザートのコースとドリンク1杯頼むと一人4000円ほど。
お酒も各種素敵なラインナップが揃っている他、ショコラショーというチョコレートドリンクがここでしか飲めなくて必見。
ちょっとしたディナーぐらいのお値段ですが、完全予約制で並ばなくていいし、お席の時間も確保されているから「次の人のために早く出なきゃ!」と思わなくていいのもまた贅沢。
めっちゃくちゃよかったです。また行きたい。
まとめ|ほぼ全メニュー制覇したぐらい大好きなアッサンブラージュカキモト
全体的にお値段は高めですが、その値段以上のおいしさや感動、素敵な空間を堪能できるので、高いと思ったことはありません!!
毎回期待していきますが、毎回期待値を越えちゃいます。笑
一度食べたら間違いなくまた来たくなる、そんな素敵なスイーツと空間のお店です。
実は店内ではお酒も楽しめちゃうので、大人なデートにもぴったり。
京都感溢れる素敵な雰囲気のなかで、極上のスイーツをぜひ味わってみて下さい。
カキモト上級者にはディナーもおすすめ。
最高でした。
お店の情報
- テイクアウト 12:00~19:00
- イートイン 12:00~不定
- ディナー 18:00~23:00(L.O.20:00)
- 定休日 火曜日、第二・第四水曜日(不定休)
- 電話番号 075-202-1351
- お店のホームページ:http://assemblages.jp/
- 食べログはこちら:アッサンブラージュ カキモト
(2022.3月現在で★3.84) - ハナレの食べログはこちら:アッサンブラージュ ハナレ
コメント