東京方面から日光方面へ進む特急列車としては
・特急スペーシア
・特急リバティ
・JR相互直通特急
がありますが、その中でも停車駅がほぼ同じ「けごん」「リバティけごん」があり、予約の際にその違いに戸惑いました。
今回は実際に乗車した際の写真と共に、各列車の違いや選び方についてを紹介します。
本記事中では「東京方面→日光方面」へ向かう場合を想定していますが、「日光方面→東京方面」へ向かう場合にもご活用ください。
リバティけごん・けごん(スペーシア)・JR相互直通特急の違いを比較
東京から特急列車で日光へ行くためには
・特急スペーシア
・特急リバティ
・JR相互直通特急
の3パターンがあります。
それぞれの違いをざっとまとめるとこんな感じ。
特急スペーシア | 特急リバティ | JR相互直通特急 | |
---|---|---|---|
種類(行き先) | けごん・きぬ | けごん・きぬ・会津 | 日光・きぬがわ |
運行会社 | 東武日光 | 東武日光 | 東武日光&JR |
乗車エリア (東京側) | 浅草、北千住 | 浅草、北千住 | 新宿、池袋、浦和、大宮 |
降車エリア (日光側) | 東武日光、鬼怒川温泉 | 東武日光、鬼怒川温泉、会津田島 | 東武日光、鬼怒川温泉 |
特急料金 | 浅草~東武日光 ・特急料金:1470円 (平日は1360円) ・運賃:1390円 | 浅草~東武日光 ・特急料金:1470円 ・運賃:1390円 | 新宿~東武日光 ・特急料金:1470円 ・運賃:1390円 |
個室 | 平日:3150円 休日:3770円 | ありなし | (スペーシアきぬがわのみ) | あり
詳しく見てみる | 東武鉄道 | 東武鉄道 | JR東日本 えきねっとで見る |
- 東京のどこから乗りたいか
(浅草エリア?新宿エリア?) - 日光のどこへ行きたいか
(東武日光?鬼怒川温泉?もっと奥?) - 利用するのは平日か
(特急スペーシアのみ平日お得) - 個室を利用したいか
(リバティは個室なし)
によって選ぶ特急列車は変わってきますね。
新宿・池袋方面から乗車したい場合はJR相互直通特急(日光・きぬがわ)一択。
特急スペーシアと特急リバティの違いは?どっちがいい?
特急スペーシアと特急リバティはほぼ同じ区間を走る&東武鉄道が単体で運営しており、大きな差としては車内の様子が違ってきます。
特急スペーシア | 特急リバティ | |
---|---|---|
種類(行き先) | けごん・きぬ | けごん・きぬ・会津 |
新しさ | 古い | 新しい |
座席の広さ | 広い | (新幹線ぐらい) | 普通
フットレスト | あり | なし |
座席回転 | できる | できる |
個室 | あり | なし |
車内販売 | なし | なし |
お手洗い | ・洋式 ・和式 | ・洋式 ・男性 ・バリアフリー |
車いす対応および オストメイト付 多機能トイレ | なし | あり |
Wi-Fi環境 TOBU FREE Wi-Fi | あり | あり |
本数 土休日のうち (下り26本・上り25本) | 下り11本・上り10本 (2021年のダイヤ改正で減少) | 15本・上り15本 (2021年のダイヤ改正で増加) |
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特急スペーシアには個室があり、プライベート感のある移動をしたい方におすすめです。
また座席の間隔が特急リバティよりも広く、フットレストもあるため、一般座席でも足をのばしてくつろげる点が最高にいいですね。
一般的に、鉄道マニアな方に高評価を受けているのは特急スペーシアの方が多い印象。
一方特急リバティはスペーシアよりもデザインがおしゃれで、内装もスタイリッシュな印象を持ちました。
また車両が新しいことからバリアフリーのお手洗い設備が充実しています。
ご高齢の方等、多機能トイレの方が安心だという方は特急リバティで予約するようにしましょう。
ここからはそれぞれについて写真付きで解説していきます。
各車両の詳細
それぞれの車両について、座席配置図や写真を用いて詳細を解説します。
特急スペーシア(けごん・きぬ)、特急リバティ(けごん・きぬ・会津)は実際に乗車したときの写真を用いています。
特急スペーシア(けごん・きぬ)の詳細
特急スペーシアの座席配置図はこんな感じ。
- コンパートメントルーム(個室)がある
- 回転式リクライニングシート
=座席を向かい合わせにできる - フットレストあり
- 全車両すべて禁煙
- お手洗いは和式・洋式
ここからは実際の写真です。
私が利用したときの条件はこんな感じ。
- 【列車名】けごん7号
- 【時 間】08:13 北千住発 → 09:48 東武日光着
- 【座 席】2号車 16C席・16D席
- 【購入額】2,720円
大きめのテーブルがとても便利でした。
フットレストがあるのでくつろげます。
また前の座席との間隔は広く、非常に快適でした。
特急リバティ(けごん・きぬ・会津)の詳細
特急リバティは特急スペーシアとほぼ同じ区間を走りますが、車内の様子が異なります。
主な特徴はこんな感じ。
- 個室なし
- Wi-Fi環境あり
- お手洗いは洋式・男性・バリアフリー
- 全車両禁煙
私が利用した時の条件はこんな感じ。
- 【列車名】リバティけごん48号
- 【時 間】17:24 東武日光発 → 19:03 北千住着
- 【座 席】1号車 1A席・1B席
- 【購入額】2,940円
デザインにもこだわりがあるようで、特急スペーシアと比べると新しく、おしゃれな印象を持ちました。
テーブルは新幹線に備え付けてあるものと同じタイプで、フットレストはありませんでした。
バリアフリーのお手洗いはかなり広々。
JR相互直通特急|日光・きぬがわの詳細
JR新宿~大宮~栃木~東武日光・鬼怒川へ向かう列車が「直通特急の日光・きぬがわ」です。
こちらは新宿・池袋から乗り換えなしで約2時間で日光方面へ向かうことができます。
「日光号」と「きぬがわ・スペーシアきぬがわ号」では最終の行き先が異なるので
- 東武日光へ向かいたい方は「日光号」
- 鬼怒川温泉や東武ワールドスクウェアへ向かいたい方は「きぬがわ・スペーシアきぬがわ号」
を利用することになります。
車両デザイン
行き先は「日光号」「きぬがわ・スペーシアきぬがわ号」で異なりましたが、車両デザインは「日光号・きぬがわ号」「スペーシアきぬがわ号」で異なります。
「日光号・きぬがわ号」は外観と座席の赤さが目を引く、ゆったりとした座り心地が特徴の車両です。
一方「スペーシアきぬがわ号」は金色にオレンジの線がスタイリッシュで、
- 座席を向かい合わせで回転
- 個室(コンパートメントルーム)あり
仲間で楽しむことができる点が特徴です。
赤色の「日光号・きぬがわ号」と比べると古い車両になります。
まとめ
以上、東京方面~日光方面へ向かう場合の特急列車についてまとめてみました。
比較をする際の参考になれば嬉しいです。
私個人としてはフットレストもあり座席が広々の特急リバティがおすすめです。
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